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第9回 APMP Japan 会員 MeetUp「みんなで高め合う提案スキル」開催報告

9/9(木)に第9回会員限定ミートアップ「みんなで高め合う提案スキル」を開催しました!
ミートアップは、APMP日本支部の会員間の交流を目的に四半期毎に開催しているイベントです。

今回はオンラインで、新規会員2名を含む11名が集まりました。
会員活動の近況報告に加え、新規会員の方からいただいた現場目線の質問を中心に意見交換を進め、なかなか熱い会になりました!

 当日のアジェンダと様子をご報告します!

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■アジェンダ
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⑴チェックイン&自己紹介
⑵APMPからの近況報告
・チャプターリーダーからの近況報告
・BOK勉強会Season3終了 2年間の軌跡
⑶メインテーマ:会員の皆さんが、より会員ネットワークを活用するための施策
・提案カフェバー実施結果の共有
・BOK勉強会Season4に向けて
・提案知恵袋等
⑷ネクストアクションの合意
⑸チェックアウト&次回担当者決め、写真撮影

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■チャプターリーダーからの近況報告
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APMP日本支部のチャプターリーダー(式町)より、下記の近況報告がありました。

  • 明海大学の2022年からのカリキュラムにプロポーザルマネジメントが採用されることになった。これからのビジネスを担う学生たちにも提案活動をマネジメントする重要性を伝えていきたい。
  • APMPのグローバルイベントである Bid & Proposal Con 2021 in Denver が10月に開催される。今年はコロナ対策のため、日本支部メンバーはオンライン参加となるが、来年はダラスで開催予定なので、現地に行きたい方は予定を押さえておいて欲しい。
  • APMP日本支部の3ヵ年計画を現在作成中なので、一緒に考えたい方はぜひご連絡ください。

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■BOK勉強会Season3終了 2年間の軌跡
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運営メンバーの川野琢也さんより、新しく入会された方向けにBOK勉強会の説明と、BOK勉強会Season3の2年間の軌跡について、お話をいただきました。

  • BOK勉強会は、APMP BOKの各章を掘り下げる会員主催の勉強会で、Season1は2016年5月からスタートした。
  • Season3は2019年8月からスタートし、コロナ禍により途中からオンライン開催となりつつも、丸2年をかけて勉強会を開催し続け、全章の理解を深めることができた。Season3の参加者は延べ299名となり、多くの方にご参加いただけた。最終回では「2年間は長いようで短かった」という感想もあった。
  • Season4の開催方針は現在運営メンバーで検討中。運営メンバーや発表者も募集しているため、興味がある方はぜひご連絡ください。

上記の報告を受けて、新規会員の方から「ぜひSeason4に参加したい」というお声をいただきました。

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■提案活動に関するお悩み相談
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続いて、新規会員の方からいただいた質問を中心に、提案活動に関するお悩み相談を行いました。

<新規会員の方からのお悩み相談>

  • 提案活動に関するプロセスが組織的に定義されておらず、現在は即席提案チームが個人の能力や経験をもとに対応している。そのため、過去の提案が次の提案に活かされず、非効率な提案活動になっている。どうやったらこれを防止できる?
  • プロポーザルマネジメントの標準プロセスを自社に当てはめる際のノウハウはある?
  • 営業、開発、企画など、組織が縦割りになっていて、取りまとめが大変。どうしたら上手くまとめられる?
  • プロポーザルセンターの立ち上げに関する経験上からのアドバイスやベストなやり方があれば教えて欲しい。

上記の疑問に対し、2チームに分かれてディスカッションを行いました。

今回のディスカッションで挙がった他会員からのアドバイスを一部ご紹介します。

<他会員からのアドバイス>

  • 自分が必要性を強く感じていても、理論を説明するだけでは、提案プロセスをマネジメントする必要性を組織全体に理解してもらうのは難しい。まずは「良さそうだ」と思ってもらうためのアクションを起こしていくことが大切。
  • 仕事が増えることを嫌がる場合など、運用を変えることを嫌がられても負けずに推進していくことが大切。例えば、当事者の失敗経験を通して、提案活動をマネジメントしないことによって不毛な時間を費やしていることに気づいてもらうことも有効である。
  • プロジェクトが赤字になる原因を振り返る際に、提案活動まで遡って確認することも有効である。 などなど。


また、上記のディスカッションを受けて、

  • 営業に期待するだけでなく、開発側も歩み寄りが必要で、共通領域を作るためにはそこに誰かが立たないといけないと感じた。
  • プロポーザルマネジメントが組織にとって有効であるという共通認識を持つことや、そのロールが存在する意義を伝える必要性を感じた。
  • 必要な場面で、プロポーザルマネジメントのノウハウを小出しにすることで、必要性を理解してもらえるように動いていこうと思った。
  • 質問の内容や、コメントに対する回答を聞いていて、とても学びになった。

などの感想をいただきました。

 
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■ネクストアクション
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現在、APMP日本支部では、会員ネットワーク活性化施策として、次の2つの取り組みを実施しています。

  1. 提案カフェ・バー:各回のテーマに興味のある会員が集まって、お茶やお酒を飲みながら気軽に意見交換を行うイベント。
  2. BOK勉強会:APMP BOKの各章を掘り下げて理解を深める勉強会。現在、Season4の実施方針を検討中。

最後に、これまでの活動報告と意見交換の結果を受けて、上記の施策に対する今後に向けたアイデアをお聞きしました。

<提案カフェ・バーで意見交換したいテーマ>

  • 営業組織、技術組織ではない組織の立ち上げ方(プロポーザルチーム、プリセールスチーム等)
  • 実業務と並行しながら提案のための時間を確保する方法
  • 最近の顧客のホットボタンの変化(関心の変化)
  • 提案終盤局面での交渉術
  • 提案書のデザイン、デザインの有効性、その効果
  • 「わたし、こうやって受注が取れました。わたしの、必殺技・得意技」のご紹介、お客様に刺さった私のセリフ
  • BOKのセッションのうち、興味ある項目は何か(→BOK勉強会につなげる!)
  • 提案を受ける側の顧客心理の変化
  • 会員のよくある質問をノウハウとして知恵袋(会員限定Slack等)にまとめてナレッジ化していきたい。
     

<BOK勉強会 Season4の実施方法についての意見>

  • 提案カフェバーのテーマとBOK勉強会をくっつけられると良いのでは?
  • BOKの深堀りを順番に進めるのではなく、会員の興味が高い項目をピックアップして勉強会を開催すると良いのでは?

このようにたくさんアイデアをいただいたので、今後のイベントに繋げていきたいと思います♪

と、いうことで、今回もなかなか充実したミートアップになりました!

会員の皆さんにこのコミュニティをより有効活用していただけるように
引き続き創意工夫していきたいと思いますので
ぜひ皆さんも関心のある分野にご参加いただいたり、
アイデアや意見を反映できるように運用改善を行うなど、
良い循環が生まれるコミュニティを一緒に創っていっていただけると嬉しいです♪

今後の情報は会員限定FacebookグループやAPMP-Japanメルマガ等で
ご案内して参りますので、ぜひぜひチェックしてくださいね。
それではまた各種イベントでお会いしましょう〜!